2022/06/03 13:49
お線香ってなぜあげるの?
「お線香をあげる」のには深い意味が!
お墓参りやお仏壇でなんとなくあげていたお線香、
そういえば、なんでお線香をあげるのか
よく考えてみたらわからない!
という方も少なくないと思います。
実はお線香には深い意味があるんです。
今日はそんなお線香の意味についてのご紹介です。
その① 「お線香は仏様や故人の食物」
仏教では「香食(こうじき)」という考え方があり、
「死者が香りを食べる」と言われています。
生前良い行いをした方は良い香りを食べることができるとされ、
だからこそお線香は高貴な香りがするんですね!
その② 「空間や身を清める」
また、お線香には清浄化の意味があります。
文字通り、心や体を清める役割です。
お線香の香りによる清める力で
穢れや邪気を払って身を清めてから
ご先祖様や故人にご挨拶をする。
という考えから、お墓参りやお仏壇ではお線香をあげます。
最近は空間の浄化としてお部屋でお香を焚くという
ライフスタイルもありますよね!
その③ 「仏様を正しく祀るための荘厳」
「荘厳(しょうごん)」とは仏様を祀る場所を
整えて飾り付けることです。
・仏様の心を満たす「生花」
・神仏に供える「灯明」
・そして「香」であるお線香
この3つを揃えることで仏様を正しく祀ることができる
とされています。
お墓参りで用意するお花や蝋燭、お線香には
こんな意味があったんですね!
さいごに
他にも宗派や地域によって異なりますが
お寺に行った際にはお坊さんに尋ねてみても良いかもしれません。
仏教の面白くて深いお話が聞けるかもしれませんね。
なんとなくあげていたお線香も
意味を知ると、お墓参りも一層気持ちが入りますね!
ぜひ、お墓参りやお仏壇で
「お線香をあげる」意味を思い出してみてください。
HAKAMOUDE