2022/08/19 12:00
2022年の秋のお彼岸は?
2022年(令和4年)の秋のお彼岸は
9月20日(火)から9月26日(月)までの7日間です。
9月20日(火)彼岸入り
9月23日(金・祝日)中日 秋分の日
9月26日(月)彼岸明け
秋分の日は「先祖を敬い、なくなった人々を偲ぶ」
日本の伝統的な習慣とされています。
なぜ秋のお彼岸にお墓参りに行くの?
秋分の日は、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、
それによって彼岸(あの世)と此岸(この世が)とが通じやすくなることから
お彼岸はご先祖様と私たちがとが交流する日として日本の伝統行事になっています。
そのため日頃のご先祖様への感謝を込めて
秋のお彼岸にはお墓参りに行く方が多いです。
お彼岸のお墓参りは日本のみの風習で
仏教のルーツであるインドや中国ではお彼岸のお墓参りはありません。
日本古来の先祖崇拝信仰の名残りがお彼岸と言われています。
お彼岸とお盆の違いは?
同じようにご先祖様を供養する行事として代表的なのがお盆です。
どちらもご先祖様を供養する行事ですが、
お盆がご先祖様の霊をこちら側に迎え入れるのに対し、
お彼岸はこちら側から近くまで行き供養するという違いがあります。
また、お盆には盆提灯や精霊馬、迎え火や送り火といった
決まった飾りや儀式がありますが、
お彼岸にはそういったものはありません。
ではお彼岸には何をするの?
お彼岸には決まった飾りや儀式はないとのことですが、
お墓参り以外にもお彼岸ならでは習慣もあります。
お彼岸の時期は季節の変わり目で体調を崩しやすいことから
消化が良く五臓六腑の汚れを清める食べ物と言われる蕎麦を
彼岸そばとして食べる習慣もあります。
また、お供物の定番のおはぎや牡丹餅も
春のお彼岸がこし餡の牡丹餅に対し、
秋のお彼岸は粒あんのおはぎが一般的です。
餡子の種類が小豆の収穫時期と関係があり、
秋に小豆が皮ごと食べれるので粒あんなのだそうです。
お墓参りやお仏壇での御供物やお花も
ご先祖様に季節を楽しんでもらえるものを選ぶのもお彼岸ならではですね。
地域によってはお彼岸ならではの行事や習慣がある場所もあり
法要やお墓参りだけでなく
様々なかたちでご先祖様に想いを馳せる文化となっています。
今年の秋のお彼岸は
ご先祖様への日頃の感謝を込めて
お墓参りやお彼岸ならではの習慣を
取り入れてみてはいかがでしょうか?
HAKAMOUDE